さて、今回はインペリアルゼブラプレコの飼育・繁殖に適した水質についてです。
色々な書物やWebサイトで水質情報が書かれておりますが、いまいち情報の統一感がないなと思います。
例えば
「プレコは弱酸性の軟水が好み」
と書かれているWebサイトがあったり
「インペはかき殻を入れてPHを高く保つ必要性がある」
と書かれているブログもあったりしますし、とあるインペブリーダーの人は
「PHは気にしないで大丈夫」
という方もおります。
どれが本当なの!?
飼育に適した水質と繁殖に適した水質は違う
私のインペを飼育している水質は現在PH6.4の弱酸性、GHは8~10と硬水です。
この水質で1年間飼育を続けましたが飼育自体は特に問題がありませんでした。
ですが、1度も産卵したことがありませんでした。
繁殖行動も見られなかったのです…シェルターに入ったオスへのメスアタックも見かけませんでした。
ですが、今の家に引っ越す前にはよくメスがオスへアタックしていたのを見ましたし、実際に繁殖(産卵・孵化)もしました。
その当時の水質は計っていなかったのが悔やまれる…悲しい。
水道水は地域によって差があるため、現状の飼育水で飼育はできても繁殖のスイッチを押す何かが欠けているようです。
繁殖成功時のPHについては調べれば調べるほどPH7.4やPH7.8で繁殖したという話を多く聞きます。
昔読んだ90年代のドイツの書籍ではPH7.5以上の弱アルカリ性で繁殖と記述されていたことも記憶にあり、この頃まだ日本では筒シェルターでの繁殖情報が確立していなくて、このドイツの本にはココナッツの殻に穴を空けて繁殖させていたと書かれていたのを思い出します。
ただ、ごく少数ですがPH6.5で繁殖したという方も居ましたし、上述の「PHは気にしないで大丈夫」というブリーダーの話も有りなんじゃないかとも感じます。
とりあえず情報「量」からみると弱アルカリ性が繁殖には適していそうですね。
我が家の繁殖用水槽にカキ殻を投入し、PHを上げてみて様子を見てみることにします。
高い硬度も気になっているのでPH上げても状況に変化が無ければ次は硬度も下げてみる予定です。
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